音楽・芸術

一丁目芸術散歩(1) 泉屋博古館より 川口直宜

川口直宜(泉屋博古館分館館長)


 藝術には、美術、音楽、文学、演劇、バレエなど幅広い分野があり、まことに豊饒なる世界を時代を超えて創りだしてまいりました。藝術は、人文科学において最高の位置を占めるものがあると思います。分野それぞれに特有なその恩恵には計りしれない価値があり、感動、慰め、鼓舞、生命讚歌を我々に普遍的に与えてくれるといってよいでしょう。
 このたびの「一丁目藝術散歩」によって、美術館での美術作品鑑賞をとおして感動し、慰めを受け、励まされ、讚歌を歌う、その一助となれば幸いです。

 泉屋博古館は、昭和35年、住友家が蒐集した美術作品を公開するために京都で歩みを始めましたが、平成14年、六本木一丁目の、緑豊かな高台に泉屋博古館分館は、開館しました。
 美術館入口には、目を見張るような楠の大樹が根を張り、豊かに枝を伸ばし、落葉を揉みますと樟脳の芳香が漾います。そう、この新緑の時季、泉屋博古館分館は、翠色に染められるのです。
 その分館では、ただ今、珠玉の茶道具展(6月20日まで)を開催中、千載一遇、茶道文化の一端に触れることができます。
 ご案内役は、泉屋博古館分館の名物分館長(!)、川口直宜ですが、分館長なぞ埒外、先ずは茶道具の世界を堪能あれ。

img_schedule01.jpg 「泉屋博古館創立50周年記念 住友コレクションの茶道具」展より
 4月24日(土)~6月20日(日)開催 

小井戸茶碗
銘六地蔵
朝鮮時代 16世紀

 

 

※「一丁目芸術散歩」コラムは、泉屋博古館分館川口直宜館長が担当し、シリーズで連載します。

【泉屋博古館 分館】 住友コレクションの茶道具展開催中! ●平成22年4/24(土)~6/20(日) ●午前10時~最終入館16時 ●月曜休館 ●一般:520円

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