音楽・芸術

泉屋博古館分館 開館10周年 神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―

泉屋博古館分館 開館10周年 神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―
会期:2012年1月7日(土)~2月26日(日)
開館時間:AM10:00~PM16:30(ただし、入館はPM16:00まで)
休館日:月曜日(ただし、1月9日は開館、翌10日は休館)
入館料:一般¥520 学生¥310(いづれも税込) 中学生以下無料  団体2割引(20名様以上) 障害者手帳ご提示の方は無料 ギャラリ-ト-ク:1月21日・2月11日(各土曜日・14:00~/要入館料)

住友コレクション 泉屋博古館分館 SEN-OKU HAKUKO KAN
住所:港区六本木1-5-1
展覧会情報:03(5777)8600(ハロ-ダイヤル)
URL http://www.sen-oku.or.jp
交通のご案内:
東京メトロ南北線 
六本木一丁目駅下車 徒歩5分
東京メトロ日比谷線 神谷町駅下車 徒歩10分
東京メトロ銀座線 溜池山王駅下車 徒歩10分

本年、泉屋博古館分館では、開館10周年を記念する四本の企画を立てました。
これは、平成14年の開館以来、偏にご来観賜わりました皆様、および関係者各位の暖かいご支援のお蔭と、衷心より深い謝意を申し上げます。
そしてさらなる10年のステップに向けて鋭意努力をいたしますので、今後とも引き続き宜しくお願い申し上げる次第です。

さて、開館10周年記念展の第一弾は、「神秘のデザイン 中国青銅芸術の粋」であります。

住友コレクションの中国青銅器は、コレクション中、最高傑作としての価値を有しています。

青銅器は、中国で三千年以上にわたって連綿として使用され続けた金属器です。
とくに商周時代(紀元前16世紀~前221年)の青銅祭器は、神々への捧げ物を入れる特殊な器で、他に類を見ない精緻な造形と文様美とを具えています。
さらに中国の精神文化を象徴するものとして、後世まで大切に扱われ、中国文化を代表する美術工藝品とされています。
その特質であります造形と文様は、長らく金属工藝の規範とされ、宋時代以降の銅花器や銅香炉に受け継がれてゆきました。
本展示では、住友コレクションの中核をなす商周青銅祭器を中心に、漢時代以降に高級調度品として製作された青銅器を第一展示室、第二展示室の両展示室を使用して陳列し、古代から近世に至る中国青銅器の全貌をご紹介いたします。
「饕餮文斝(とうてつもんか)」(商時代)、「戈卣(かゆう)」(商時代)、「虎鴞兕觥(こきょうじこう)」(商時代)、「虎卣(こゆう)」(西周時代)、「鳥文卣(ちょうもんんゆう)」(西周時代)、「日癸罍(にっきらい)」(西周時代)など、斝、卣、兕觥、罍は、酒器に分類される器で、紀元前14世紀から同9世紀頃にかけて製作された青銅器ですが、器の側面に施された饕餮文(とうてつもん)(おどろおどろしい、奇怪な怪獣文様)は、当時の人々の精神世界を垣間見させ、必見の価値があります。

これらの造形、文様を通して科学的な世界解釈ではない、神々への、自然への畏怖心が感じた世界と同化してみたい気持になります。
 
 izumiya.png
画像左から「日癸罍」、「虎卣」(正面・側面)、「戈卣」

新年の美術展を鬼面人を驚かす展観でスタ-トさせるのも一興かと存じます。

引き続き記念展は、
「近代京焼と京都ゆかりの絵画―受け継がれるみやこの美―」(4月14日~6月17日)、
「近代洋画の魅惑の女性像―モネ・印象派旗挙げの前後―」(7月7日~9月23日)、
「中国絵画―白眉の住友コレクション―」(10月13日~12月16日)と続きますので、どうぞご期待ください。

泉屋博古館分館長:川口直宜



【泉屋博古館 分館】
開館10周年 神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―
2012年1月7日(土)より開催!

最近の記事